こんにちは。才適塾の巻嶋駿太郎です。
これまでは「戦略」と「習慣」という合格の土台についてお伝えしてきました。土台が整い、評定や基礎学力が固まってきたら、最後に勝負を決めるのは「言語化の技術」です。
推薦入試において、あなたの部活動や課外活動の「実績」は、そのままでは得点になりません。それを大学側が求める「価値」に翻訳して初めて、合格通知へと変わります。
今回は、私が医学部推薦入試の面接で男子最高得点を獲得し、小論文でも安定した高得点を叩き出した「言語化の極意」を公開します。
1. 小論文の正体:必要なのは「文章力」ではなく「構造化」
多くの受験生が「小論文=作文」だと誤解しています。しかし、推薦入試の小論文で見られているのは、綺麗な文章ではなく「論理的思考力(ロジカルシンキング)」です。
特に私が対策で重視し、現在も塾生に伝えているのが「構造的読解と要約の型」です。
英文要約の裏技
難しい医学英語や時事英語をすべて理解する必要はありません。「各段落のトピックセンテンス(要旨)を抽出し、それらを論理接続詞でつなぎ合わせる」という型をマスターすれば、内容の細部がわからずとも、合格点を超える要約文は完成します。
日本語小論文の3ステップ
- 定義
問いに対して自分の立場を明確にする。 - 根拠
なぜそう考えるか、客観的・多角的な視点から理由を述べる。 - 展望
その結論が社会や大学での学びにどう活きるかを示す。
この「型」さえあれば、どんなテーマが出ても制限時間内に書き切るスピードと安定感が手に入ります。
2. 面接で「最高得点」を獲る:自己決定のプロセスを語る
推薦入試の面接官が最も嫌うのは「用意された優等生な回答」です。
私が大学入試の際、面接で男子最高評価をいただいた要因は、単にハキハキ話したからではありません。「自分の言葉で、これまでの選択の理由(プロセス)を語ったから」です。
実績よりも「なぜ」を語る
「柔道で全国大会に行きました」という結果以上に、「なぜ数ある部活から柔道を選び、困難に直面したときにどう考え、どう行動したか」という意思決定のプロセスにこそ、その人の知性と主体性が宿ります。
模擬面接の「質」を変える
私の指導では、単なる受け答えの練習はしません。録画した自分の姿をAIや講師と共に分析し、「視線、間、声のトーン」が相手にどう影響を与えるかまでを精査し、徹底的にブラッシュアップします。
3. 書類(志望理由書)は「未来への招待状」
志望理由書は、単なる過去の振り返りではありません。「この大学の、この環境で学ぶことが、自分の将来にどう直結するのか」という未来の解像度を示すものです。
私がビジネスコンテストや海外派遣の面接を通じて学んだのは、「相手(大学側)のニーズを捉え、自分の強みをどうマッチングさせるか」という視点です。
「私」を主語にしない
「私は〇〇を学びたい」だけでなく、「私が貴校で学ぶことで、将来社会にどのような価値を提供できるか」という視点を一言添えるだけで、書類の説得力は劇的に変わります。
最後に:技術は「習慣」の上に宿る
今回お話しした言語化のテクニックは、一朝一夕で身につくものではありません。
日々の学習習慣の中で「なぜ?」と問い続け、自分の考えを言語化する癖がついている生徒こそ、本番で圧倒的なパフォーマンスを発揮します。
才適塾推薦部門では、AIによる習慣化サポートと並行して、この「言語化の極意」をマンツーマンで伝授しています。
「実績はあるけれど、どうアピールすればいいかわからない」
「小論文や面接に苦手意識がある」
そんな方は、ぜひ一度私にご相談ください。あなたの積み重ねてきた努力を、最高の結果に変える「言葉の武器」を一緒に作り上げましょう。
才適塾 推薦/評定管理部門主任 巻嶋 駿太郎